ダンゴムシの脱皮

オカダンゴムシ脱皮

オカダンゴムシ Armadillidium vulgareの脱皮に遭遇した。アリ探しで石をひっくり返していたら1匹だけツートンカラーのものがもぞもぞしていた。下から脱ぎ終わった後のものだった。カルシウム分の再摂取のためだろうか、脱皮殻は脱皮後に食べるらしい。小さい頃にはこいつを丸めたり、水の中で歩かせたり(!?)、よく遊んでいたものだが、脱皮についてはよく知らなかった。改めて見ると面白い生物である。

オカダンゴムシの分布は東北以南。以外に分布は狭いのだろうか。オカダンゴムシ外来種で、在来種にはコシビロダンゴムシ科のものが多い。外来種オカダンゴムシは、人為環境によく適応しておりヒトと共に生息範囲を拡大しているが、在来種のコシヒロダンゴは、湿った自然林を好むらしい。外来種としてのダンゴムシを環境悪化のイメージと結びつける方もいるようだ。
とはいえ、私にとっては昔なじみの生き物。外来種的なイメージは自分の生まれた時代で変わるのだろう。